ケーキやアイス、ドーナツやカステラ。
世の中には甘くて美味しいお菓子が溢れている。
お菓子だけではなく、コーラやフラペチーノ等の砂糖をたっぷり使用した甘い飲み物も魅力的だ。
これらの食品は年齢を問わず大人気だが「甘いものは太る」というのはおそらく皆聞いたことがあるだろう。
ではなぜ甘いものが肥満になるのか、
その秘密は使用されている砂糖にある。
今回は砂糖がなぜ肥満の原因になるのか、どうしても甘いものが食べたくなった場合何を食べたら良いのか紹介していきたい。
砂糖は肥満の原因
砂糖が肥満の原因になる理由について説明する前に糖質制限の話からしよう。
糖質制限と聞いて多くの人は「白米やパン、麺類を食べない」と考え炭水化物を取らないことだと思っているが、
糖質制限の糖質とは甘い糖のこと、
つまり糖分の量を制限することなのだ。
糖質にも様々な種類があり白米やイモ類などに含まれる炭水化物は体内で分解され糖質になる複合糖質(糖質に様々な栄養が付いている)で消化に時間がかかり体内に吸収されるスピードがゆっくりだが、砂糖等の単純糖質(糖分のみ)に近いものは体内で分解する必要が少なく、吸収スピードが速い。
オートミールや全粒粉パスタがダイエットで人気なのは複合糖質で吸収されるスピードがゆっくりだからだ。
血糖値が急激に上昇すると血管にダメージを与えてしまうのでインスリンが分泌され肝臓や筋肉に糖質が取り込まれる。
それでも血糖値が高い場合中性脂肪として体内に保管されてしまう。
これが糖質によって太る原因だが白米や麺類の炭水化物も取り過ぎると血糖値が急激に上昇するので注意して欲しい。
ちなみに血管内の血糖値を正常値まで戻すことが出来なくなるのが糖尿病。
血管がボロボロになり、手足の切断や失明などに繋がる恐ろしい病だ。
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なぜ甘いものが食べたくなるのか
甘いものが食べたくなるのは数万年前、人類がまだ狩猟のみで生活していた時代にまで遡る。
農耕の技術が無かった時代、甘いものは果物の季節にならないと食べることが出来なかった。
果物から摂取できる果糖はすぐにエネルギーに変わる貴重な栄養素で見つけたらすぐに食べるように脳がプログラミングされてしまったのだ。
それに加えて糖分を摂取すると、脳内麻薬のドーパミンが出るようになり、人類は甘いものを食べたくなるようになったわけ。
現代に生きる人類にとっては甘いものなんていつでも食べられるし、食べると太るし虫歯になりやすい厄介な栄養素だが、大昔は積極的に糖分や栄養を摂取できていた人間のみが子孫を残し、そのDNAが現代の私たちに引き継がれているのだ。
現代社会に生きる私たちは糖分をとり過ぎの傾向にあるので砂糖を使った食品は積極的に控えなければならない。
どうしても甘いものが食べたい時は和菓子
人間のDNAに甘いものを食べろとプログラミングされているなら我慢がツライのは当たり前だ。
どうしてもデザートを我慢できなくなった場合は我慢せずに食べるのもアリだろう。
そんな時は砂糖をあまり使っていないお菓子を選ぶとよい。
代表的な例を挙げれば和菓子の団子やおはぎだ。
餡子やきな粉などの砂糖を使用せずに甘味を感じさせる和菓子はダイエット中の緊急手段には良いかもしれない。
和菓子以外ではサツマイモもほのかに甘くて栄養価も高いのでダイエットのプロであるボディビルダー達には大人気だ。
砂糖の代わりに複合糖質のオリゴ糖を使う手もある。
まとめ、砂糖を我慢できた人から健康になる
ここまで砂糖などの糖分の取り過ぎと肥満の関係について説明させてもらったが甘いお菓子やデザートを否定しているわけではない。
ケーキってめっちゃ美味しいし...。
様々な食品に砂糖は使用されているので完全に避けて生きるのは不可能に近い。
なので普段はジュースを水やお茶に変えたり、3時のおやつをドーナツからピーナッツに変えたりしてできるだけ糖分を控える。
友人と遊びに行く時やデートの時、誕生日やクリスマスなどの特別な日ぐらいはケーキを食べたっていいんじゃないかな?
砂糖を使った甘いお菓子を食べていいタイミングや基準は各々の判断に任せるが、やはり食べ過ぎないことと糖分を控えた人から理想の健康的なボディを手に入れられることを忘れないで欲しい。
