登山

登山の途中で道に迷った時の話【危険】

私が登山を始めてから10年程経つが、常に楽しい経験だったわけではない。

登山を始めたばかりの頃に恥ずかしながら道に迷ったり、間違えた経験があるからだ。

登山中に道に迷うと急激に不安になり、今まで感じていなかった肉体の疲労を強く感じる。

すっごく心細い。

過去に道に迷った経験の中で記憶によく残っているエピソードが2つあり共通している点は、

  1. 下山中
  2. 登山道が雪で埋まっていた(季節は夏)

登山をしていればよくあるような条件だが「自分は道に迷わない」となぜが根拠のない自信があった当時の私にとってはかなりの恐怖を感じ、そして自分の愚かさを恥じた出来事だった。

結果的に無事に下山できたが一歩間違えれば遭難していたかもしれない。

今回は過去の失敗を忘れないために私が経験した2つのエピソードを当時の状況を思い出しながら紹介していこうと思う。

「遭難は気づいたころにはすでに始まっているかもしれない・・・」

ケース1.下山中に登山道と沢を間違えてしまった。

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当時友人と2人、富山県にある100名山の薬師岳に折立登山口からの日帰り登山の予定だった。

午後1時頃に山頂に到着し1時半ごろに下山を開始した。

7月の初旬で標高2000mより上は残雪が残っており、登山道の一部も雪に埋まって見えなくなっていた。

登山道は見えなくなっていたが登山客の多い山なので足跡がたくさん残っていて「この足跡を辿っていけば大丈夫やな」と思い地図をあまり確認していなかった。

そして道を間違えた人の足跡を辿ってしまったのである。

私と友人は間違えた足跡を辿り登山道からそれた沢を降りていった。

雪があったり無かったりしたので途中から辿っていた雪の足跡がなくなっていることにも気が付かず...。

私と友人が間違えたであろうルートを地図で説明する。

カシミール3Dより
地図で赤丸で囲った薬師平の写真

「こんなの普通間違えないやろ」そんな声が聞こえてきそうだが、この沢は雪がビッシリと残っていて登山道だと思い込んでいたこと、当時の私は早く下山したい気持ちと友人との世間話に花が咲き周りが見えていなかったこともあり間違えた沢を下って1時間ほど経過していた。

そして隣の山の上を歩いている集団を見つけた時異変に気が付いた。

「あれ?あんな所に登山道あったっけ????」

※この写真は当時のイメージなので実際の写真ではありません。多分外国のどこかの山です。

そこでやっと周りに自分たち以外の足跡が無いこと、登ってきた時には通らなかった場所にいること、そして自分たちの足元の雪の下から水の流れる音が聞こえた時、私は下山ルートを間違えたことにやっと気づいた。

「うわっ俺ら歩いてるの沢だ。道じゃない...」そう言うと友人も「俺もさっきからこんな道通ったっけって思ってたけどお前がスタスタと歩いて行くから信用しちゃったよ」と違和感を感じていたらしい。

私は時計を見て日暮れまでに下山できるのか確認し、沢の雪を踏み抜いて下の流れる水に落ちないように沢の端を注意しながら登り返した。

無事に登山道に戻ることができ、日暮れまでに下山することができたが当時は凄く不安だったのと友人に対する申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

「もしあのまま間違った沢を歩いていたらどうなっていたんだろう・・・」今でも思い出すとヒヤッとする。

ケース2.下山中に霧が濃くなり道がわからなくなった。

当時私は一人で富山県にある猫又山へ日帰り登山を計画していた。

天気は快晴。

朝寝坊し予定より2時間ほど遅れて登山口に入る。

標高1000m付近から登り始め階段状のやや急な斜面を登ると標高2000mあたりで稜線にでる。

稜線にしては平で広い場所で7月だが残雪がたくさん残っていた。

天気が良く遠くの山々まで見渡せたので登山道は雪で埋まってしまっていたが道に迷うことなく進んだ。

下山リミットの時間が来てしまったので目的地の猫又山にはたどり着けず大猫山で引き返すことにした。

下山を始めた頃から急にガスに包まれ遠くまで見渡せない状態になり、そこで登山中に通った稜線上の残雪の多い場所に来たのだが・・・

ガスが濃くて周りが何も見えない、雪上の私の足跡は気温が高かっためほとんど消えてしまっていた。

「うわ~どこから来たのかわからねぇ...」

※写真はイメージなので実際の写真ではありません。現在日本に野生の狼はいないとされています。

とりあえずカンで進んでみるもどこかわからない。

もともと登山客の少ないマイナーな山なので他に誰もいない。

10分程雪の上を円を描くように歩いてようやく登山道を発見したが、孤独と不安との戦いだった。

カシミール3Dより

登山中に地面ばかり見て歩いていたのが原因かも

私が下山中に迷いやすかった原因として予想できることは登山中に疲れから下を見ながら歩くことが多かったからだと思う。

下ばかり見ていて視覚から得られる情報が減り、周りの景色の見え方や木の生え方から位置情報を掴めなくなってしまっていたのかもしれない。

私は下山時に注意力散漫

登山を始めた当初の私は山頂から下山するときは「早く下山してとっとと風呂に入ってビールを飲むぞっ!」なんてことばかり考えていてとにかくせっかちだったのだ。

そして友人との会話が盛り上がってしまえば注意力散漫人間の完成である。

現在ではGPSを持ち歩くようになり、そして以前ほど”せっかち下山”はすることはなくなったが、周囲の確認は常に怠らないようにしたい。

下山時でも地図での位置確認は重要

先ほど紹介した2つの道に迷ったケースの際、当然のことではあるが地図は持っていた。

地図とコンパスは登山においてのマストアイテムだ。

だが道に迷う、なぜだろう?

それは私が登山中にしかよく地図を見ず、下山中はあまり見ようとしなかったからだ。

「一度歩いてきた道なんだから地図見なくてもわかるっしょ」

多分そんな感じで下山していたんだと思う。

それに地図を取り出すのも手間に感じていたんだろう。

なんて愚かなんだ。

まとめ。自信がない人ほどGPSを持ち歩くべき

登山用のGPSがあれは自分の現在位置、移動してきた軌跡さらには行動時間や日没までの時間まで教えてくれる優れものだ。

スマートフォン用アプリにもGPSアプリがあり、最近は広く使われているがバッテリーを消費してしまうため、私は登山用GPSを使っている。

ちなみに機種はガーミンの「eTrex 30xJ」だ。丈夫で電池が長持ちする。

2018年に販売が終了された様だが現在は後継機の「eTrex 32x」が出ている。

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GPSを使用するようになってから道に迷うことはなくなった。

しかし登山中に壊れてしまうことも想定し、必ず紙の地図とコンパスを持ち歩くようにしている。

そして周囲の状況を覚えながらの登山、周囲の状況を思い出しながらの下山。

もうマジで迷いたくねぇ...。

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